戸籍について


2025年06月06日弁護士 俵公二郎

弁護士の俵です。弁護士の仕事をしていると、戸籍と接する機会が多くあります。
また、外国の方から、戸籍に関するお問い合わせを頂戴することもとても多いです。
ということで、今日は戸籍についてお話させていただきます。

 

戸籍について

弁護士の俵です。弁護士の仕事をしていると、戸籍と接する機会が多くあります。
また、外国の方から、戸籍に関するお問い合わせを頂戴することもとても多いです。
ということで、今日は戸籍についてお話させていただきます。

 

戸籍とは?

いきなり難しいことを言いますが、人を特定するための要素(例えば、氏名、性別、生年月日、誰の子ども、誰の配偶者など)が集まったものが身分で、その人が生まれてから亡くなるまでの間の身分に関する情報(例えば、名前が変わった、性別が変わった、誰かと結婚をしたなど)が登録されているものが戸籍であると説明できます。戸籍には何が書いてある?
戸籍には本籍に加えて、氏名、生年月日、戸籍に入った原因(出生や婚姻など)、実父母の氏名及び実父母との続柄、養子であるときは養親の氏名及び養親との続柄、夫婦については夫又は妻である旨、他の戸籍から入つた者についてはその戸籍の表示などが記載されています。

 

本籍とは?

大事な概念として本籍があります。本籍とは、その人の戸籍があるところ(日本国内に限ります)と説明できます。
その戸籍がある市町村が本籍地です。
これに対して、住所は生活の本拠であって、戸籍がある場所ではありません。住所と本籍とは別の概念です。

 

戸籍はいつ使う?

パスポートの申請をするときに戸籍謄本が必要になることは多くの方がご存じだと思います。
他には、外国籍の人が日本に帰化をすると戸籍が作られます。
私は相続に関するお問い合わせで戸籍を拝見することが多いです。
例えば次のようなお問い合わせです。
・家族が亡くなったので戸籍を取り寄せたが、親戚が海外に住んでいるけど、この場合の相続はどうすればよいのか。
・家族が亡くなったので戸籍を取り寄せたが、知らない外国の方の名前が書いてあるけど、どう連絡をすればよいのか。

 

戸籍に関するお困りごとは、当事務所にご相談ください

戸籍制度は、日本の方にとっても難しいことなので、外国の方にとっても難しいことかもしれません。
戸籍のことでお困りごとがございましたら、気兼ねなく当事務所までお問い合わせください。